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2009年05月14日 【ガーデニングの仕事中】

こんにちは、片桐です。

 

5月初旬のある日、お客様のお庭を見て回っていると、立派に咲いている花が目につきました。

自分で植えておいてなんですが・・・これって何だったっけ?

 

 

 

■黄色い花が満開の「エニシダ」

 

エニシダ・・・WIKI

マメ科のエニシダ属。地中海地方原産の落葉低木です。

昨年の春植え込んだ株が、冬越しをして一回り大きくなって咲いてくれたのです。

鉢花もこうして庭に植え込むと、なかなか見ごたえがありますね。

 

 

 

■エニシダのアップ

 

黄色い花が可愛らしいですね。

ホウキ状に広がる枝先に、花芽をつけています。

マメ科なので、植え込んでおくと土の中に窒素成分を作ってくれます。

天然の肥料作成植物といった感じでしょうか。

 

 

 

■岡本邸のエニシダ

 

そういえば、お客様(=お友達?)の岡本さんの庭を見に行った時、

異様に迫力のある花が咲いていました。

 

(これって・・・何ですか?)

「あぁ、これ変わってるでしょ。これ、エニシダよ!」

 (え~、これもエニシダ?)

 

 

 

■「ホオベニエニシダ」のアップ

 

いろいろ調べ見ると、こちらが本来のエニシダ。

鉢花として流通しているエニシダは、「姫エニシダ」という品種がほとんどだそうです。

確かに、先に見た黄色いエニシダはコンパクトな樹形でした。

 

本来のエニシダは、高さ2~4mになり、こぼれ種からよく発芽をする。

乾燥に強く、繁殖力が旺盛で、葉や枝には毒成分があるので、動物にも食べられない。

よって、野原に植え込むと既存の植物を覆いつくしてしまう危険性があるので、

むやみにあちこちに植え込まないように・・・とのこと。

 

よって、自分のお庭に植え込むぐらいにしておきましょう。

日本の通常の花壇などには、コンパクトな「姫エニシダ」の方がお勧めかも。

「ホオベニエニシダ」は、花材として使うのにむいていますね。

庭に植えるとインパクトありすぎかも(笑)

 

岡本さんのお庭に行くと、いろんな品種が見られて勉強になります。

ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
2009年05月13日 【その他、エトセトラ】

こんにちは、片桐です。

 

先日、岐阜新聞を読んでいたら、「くらし」欄に「草の力」というエッセイが掲載されていました。

著者は、10年前からメニエール病をわずらっています。

耳の障害の為、突然のめまいと、嘔吐に襲われる。

ひどいときにはフラフラの為、仰向けに寝たまま何もできない・・・万事休す、だそうです。

 

メニエール病・・・名前を聞いた事はあるのですが、

どんな病気なのかはほとんど知りませんでした。

たしか、有名人でもこの病気の人がいたような気がします。

 

さて、この著者の家には庭があります。

伸び放題になってきた草をみかね、ついに心を奮い立たせ、草取りをはじめます。

 

美しいみどり色の雑草の中にも「生命力」を感じる著者は、

草を刈るたびに(悪いなぁ)と思いつつ、その逞しさに羨みすら感じるのです。

と、その瞬間に突然のめまいが・・・。

 

とっさに何本かの草を必死に握り締めます。

すると・・・

(静かにしてれば大丈夫だよ・・・)

そんな草の声が聞こえた気がしました。

 

しばらくするとめまいも去り、握り締めた草を手放すと、

そよ風が何事もなかったように草むらを吹き抜けるのです。

 

草のおかげで「フェンス」に頭をぶつけずにすんだ著者は

(ありがとう・・・)とお礼をいいつつ草をじっと眺めます。

 

草と会話をするわけではないのですが、

確かに植物と触れ合っているといろいろな事が浮かんでくる気がします。

このエッセイの著者に不思議な共感を持ちました。

 

「大木あまり」さんという俳人の方のエッセイ。

あまり日和からご紹介させていただきました。

 

岐阜新聞・・・最近くらし欄が面白いですね。

それでは、又です。

 

 

 

 

 
2009年05月12日 【ガーデニングの仕事中】

 こんにちは、片桐です。

 

先日、岐阜市のお客様のところで、「バイカウツギ」を植え込みました。

もともと道路と同じ高さの土地だったところに、

砕石で盛り土をして、地盤を作られました。

 

穴を掘ろうと思うと、石がでてきて結構てこずります。

水はけはよいのだけれと、このままでは土が少ない状態です。

こんな場合は、盛り土状にして、土を多めにつかって植え付けします。

 

 

 

■バイカウツギを鉢から出したところ

 

いったん、鉢植えしてあったので、高さが30cmほどあります。

こういう場合は、少し根をくずして、少し広げるような感じにして植え付けします。

 

 

 

■植え込み前

 

地面を15~20cmほど根より大きめに掘ります。

一箇所を掘るというより、周りを耕す・・・という感じで掘り起こします。

掘り起こした後は、植え込み用の土を周りにまいて、既存の土と混ぜます。

バーク堆肥なども一緒に混ぜると土づくりになりますね。 

 

 

 

■バイカウツギ 植え込み後の様子

根の周りを植え込み用の土でかぶせながら、

既存の土と混ぜ込んだ物を上からさらにかぶせて山のようにします。

 

真横から見ると、

お皿の上にのった中華料理のチャーハン状態になります。

 

こうする理由は、

硬い地面を掘って植栽を植え込むと、

まるでプランター状態となって、雨がふると水が溜まりすぎること。

もう一つは、盛り土にすることで、根が空気を吸う面積を増やせること。

 

問題点は、土を多く使う事と、

風が吹くと傾きやすいので、支柱が必用な種類にはキチンと支柱をする事です。

 

小さな面積のお庭なら、盛り上げる事で立体感がでることもあります。

10年以上仕事をしていて、毎回お庭作りのときにお客様に話す事です。

盛り土をするのが良いと言う事と、その意味を一緒に覚えてもらうと、

植物の特性を理解しやすくなります。

きっと何度もお話すると思いますが、是非、覚えておいてください。

 

それでは、又です。

 

 

 

 

 
2009年05月11日 【ガーデニングの仕事中】

 こんにちは、片桐です。

 

前回3月に張替えをした芝生。

この暖かさで、しっかりと生えそろってきました。

 

 

 

 ■3月26日 芝生の張替え前

 

 

 

■3月26日 芝生張替え直後

 

 

 

■5月4日 芝生の様子

 

 

 

■5月4日 芝生の様子 

 

こうやって芽が伸びてくると本当に嬉しいですね。

きちんと手をかければ、植物はその思いに答えてくれます。

いろいろな経験を積めば積むほど、その奥深さとともに、意外な単純さにも気づきます。

基本は、生命力を元気にすること。

植物は単なる草ではなくて、地球上で共に暮らす生命の仲間なんだな、としみじみ思います。

 

以前、雑誌の一部に大企業の社長の趣味のコーナーがありました。

ある経営者の方は、「庭いじり」が楽しみとのこと。

植物を育てる事で、気分がリフレッシュできるのと、

没頭していると、いろいろなアイデアが不思議と浮かんでくるんだそうです。

なんだかよく分かる気がしました。

 

「芝生づくり」は、ほとんど「土づくり」で決まってきます。

水はけは良いか?

土は固すぎないか?

適度な団粒化しているか?

 

仕上がりの綺麗さを決めるのは、きちんと整地されているかどうか?

に関わってきます。

 

きちんと整地されていると、その後の芝刈りの手間が楽になります。

 

(芝生なんて、地面に置くだけじゃないか?)と思われるかもしれませんが、

長くその芝生と共に暮らしていくのなら、少し拘ったほうが後々楽になってきます。

お客様とお話するときは、その方がどの点について拘っているか?又は気にかけていらっしゃるか?

と考えながら打ち合わせをします。

植物がお客様に慶んで、可愛がっていただけるように、これからももっといろいろな現場で経験を積んでいきます。

どうぞよろしくお願いします。

 

 

 

 

 

 

 
2009年05月10日 【その他、エトセトラ】

こんにちは、片桐健二です。

 

5月1日、ある人と打ち合わせがあり、各務原市のMAHALO(マハロ)さんに行きました。

その方は各務原市にお住まいです。

マハロさんの事は、前の喫茶店の頃から知っているけれど、

リニューアルオープンした事はまだご存知ありませんでした。

 

 

 

■ライトアップされた「ココスヤシ」

 

ココスヤシも植え込みが終って1ヶ月ほど経ちました。

古い葉はちょっと葉先が枯れこんで茶色になっていますが、

中心部の若い芽や葉の部分は青々と茂っています。

とりあえず植え込んだ最初の1ヶ月は根元のあたりにゆっくり水をかけてもらうようお願いしました。

これからは、週に2,3回程度でいいと思います。

最初の一ヶ月は本当に気になりますね。

無事に根付いたようでホッとしました。

 

 

 

■パインとハムのピザ

 

営業時間の間なら、ドリンク(コーヒーやジュース)だけでもオッケーとのこと。

でも、せっかく来たので、南国風の物をおつまみに。

「パインとハムのピザ」は思った以上に美味しい。

目が良くなるように、「フレッシュ ブルーベリージュース」と一緒にいただきました。

 

 

 

■マハロさん初のライブ開催

 

午後7時になると、カウンターから青いシャツのお兄さんがスタスタっと歩いて、反対側の席に。

なんとライブがスタート。

マハロさん初の試みだそうです。

何かいつもと机の配置が違うな~っと思っていたのですが、

こういう事だったんですね。

 

室内の感じといい、照明の適度な暗さ加減といい、雰囲気はバッチリ。

時々、こういうイベントがあると又楽しみも増えますね。

そういえば、以前マスターがフラダンスの先生とも仲良くなった、と言っていました。

もしかしたら、フラダンスが見れるかも?・・・リクエスト希望します。

 

人が多かったせいか、室内は結構暑めでした。

今度ライブがある時は、思いっきり薄着がいいかも。

 

 

 

■玄関付近の様子をパチリ

 

中古で買った古いデジタル一眼カメラ。

こういう光の少ない場面でも、とても綺麗に写してくれます。

コンパクトカメラではなかなかここまでスッキリした絵になりません。

さすがコニカミノルタ!

(・・・今はソニーになってしまいました)

基本性能はしっかりしているので、まだまだ活躍してくれます。

これからもよろしくです。

 

それでは、又。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
2009年05月09日 【ガーデニングの仕事中】

 こんにちは、片桐です。

 

このケヤキも昨年枝抜きをして、さっぱりさせてありました。

その為、下の方はちょうどいい感じなのですが、

天辺あたりが茂り始めて、(少し気になる・・・)とのこと。

 

高枝切りハサミを用意されて、「これで上の方をちょっと切ってもらえないか?」・・・と、ちょっとお待ちください。

 

 

 

■春、伸び始めたケヤキ

 

お客様の気持ちも十分分かりますが、

天辺の先の方で切ってしまうと、次の枝がそこから伸び始めるので、さらに天辺で込み合う樹形になってしまいます。

ケヤキはできるだけ自然樹形に仕立てると大変綺麗な形になります。

いわゆるホウキ型。

できれば、もう少し下の方から間引き剪定(枝を抜く事)をして、上部をさっぱりさせる事が美しい樹形を維持するのにもっとも適しています。

 

 

 

■ 間引き剪定後のケヤキ

 

バランスよく切る為に、地上にいる間に、どの枝を切るのか決めて木に登ります。

決めた枝を間引きしたら、いったん地上に降りて確認します。

 

この時、大事なのは「どの視線からの樹形を一番美しく仕立てるのか?」ということ。

全ての角度から美しく仕立てるのは大変難しく時間もかかります。

思い切って、一、二箇所に絞り込む事。

玄関・・・は近すぎる。

門・・・は、間違いではない。

ここで定義が必要となります。

それは、「誰が見たときの視線にするのか?」とういことです。

本当にこれにこだわっていくと、庭づくりは大きく変わります。

デザイナーがヒーローになる庭ではなく、お客様がヒーローになる庭づくり。

お客様を、その家族を、その人の友達を応援する庭づくり、グリーンの提案をさせていただきたい、と思っています。

 

 

 

 

■間引きしたケヤキの枝

 

間引きした枝の一部です。

2.5m~3mほどはあります。

高枝切りハサミで切れるのは、本当に先端の3分の1ぐらいの所。

微調整には向いていますが、今回のように少しさっぱりさせたいときは、このぐらい間引きするのが一番早い方法です。

ぜひ、ご参考ください。

 

木に登る必用がある時は、十分気をつけて作業してくださいね。

それではよい週末を!

 

 ・・・おまけ。

ハナミズキ(白)と(桃色)が綺麗でした。

 

 
2009年05月08日 【ガーデニングの仕事中】

 こんにちは、片桐です。

 

昨年の秋に剪定した羽島郡、M邸のヒマラヤスギ。

少し枝先を残し気味で切ってあったので、春にはこんなに延びてきました。

もう少し成長が止まる時期まで待ってもいいのですが、

お客様がどうしても気になるので、さっぱりして欲しいとのご依頼。

 

 

 

■ヒマラヤスギ 剪定前

 

 

         

 

 ■ヒマラヤスギ 剪定後

幹の中心部は、枝が重なり合うので、できるだけ細い枝も切っておきます。

次に太い枝先からぐんと伸びた徒長枝を付け根から切り、細く短い枝は全体のバランスを見ながらカット。

間引きするような感じで剪定していきます。

 

頂上部は頂点から順に三角錐になるようなイメージで、枝を切り詰めます。

先端から40~50cmは、結構切ってますね。

ツルツルに切ってしまうと、他の木とのバランスがおかしくなるので、

下の方に行くほど、細い枝を切り過ぎないようにしています。

 

 

 

ヒマラヤスギと、新緑のケヤキが綺麗で、とてもいい雰囲気になりました。

 

その日の午後、お客様から電話があり、

「さすが、お金をとって仕事をしているだけの事はあるね。

上手に切ってあって、頼んで良かったよ~」

 

そういって頂けると嬉しくて、ついつい張り切って木に登ってしまいます。

自分でできる所は、できるだけ済ませて、

高い所や、量の多いところなどは任せてもらえると一番良いのではないか、と思います。

 

どんな感じに仕上げるといいと思うか?

又、どの程度の予算でどのぐらいの仕事がその現場でできるのか?

片桐園芸は、気軽に相談できる園芸のサービス業でありたいと思っています。

 

仕事を体験してみたい・・・という方もこれからの時期は随時募集しています。

お問い合わせフォーム↓、もしくは電話にてお気軽にご相談ください。

http://www.k-engei.com/contact/

それでは。

 

 

 

 
2009年05月07日 【ガーデニングの仕事中】

こんにちは、片桐です。

 

5月に入り、花壇の植え替え時期になってきました。

4月から夏用花壇苗が売られていますが、

遅霜などが必ずあるのでどうも心配です。

今年も暑い暑い・・・といいながら、やっぱり寒い日がきました。

野菜苗はそれで失敗する・・・とよく聞きます。

とにかく手間をかけたくない方は、5月からの植え込みが一番いいのではないでしょうか?

 

(連休前の売り出しが、だんだん早まってきて、ここ最近は何でも早く売るような気がしています)

 

 

 

■花壇の手入れ 前

 

パンジー主体の花壇で、後から追加で植え込んでいくので、

色使いなどはちょっと・・・混ざりすぎです。

まだ花は咲きますが、

下葉が黄色くなったりして、そろそろ植え替えのサイン。

ここは思い切って、植え替え適期の5月に一斉交換します。

 

 

 

■苗を抜いて、土を耕す

 まずは、植え替えたい苗を全部抜きます。

宿根草(多年草)は残して必要なら再配置・・・移動させたりします。

その後、土が固まってしまっているので、

バーク堆肥(腐葉土+砕いた木等)を入れて耕します。

毎回、腐葉土や、バーク堆肥を入れる事で、土を水はけがよく、根が伸びやすい状態にします。

 

 

 

■植え込み後 

 

用意した苗を、試し置きして配置などを確認。

ある程度良いと思った段階で、僕の場合は植え込みしていきます。

 

慣れないうちは、全部配置をしてから再度確認して植え込むと失敗が少ないでしょう。

逆に、この部分に必要な苗の数というと、正直毎回少しずつ変わっています。

僕らはケースでそろえるので、正直あまってしまうときもあります。

春から夏の間にいろいろな現場で使っていく事でトータルで使い切っていきます。

 

一般の方が、こういった花壇の植え込みで必要な数だけ買う場合などは、

きちんと寸法を測って、図面を書き、

そこに、一個一個配置するイメージで、図面上で何が何個いるか?を拾い出す方法しかないと思います。

 

最初はうまくいかないのが当たり前で、

何回も繰り返す事で、だんだん精度が高まり、うまくいくようになります。

何事も経験・・・を長く続けるのが一番のコツですね。

 

 

 

■ 植え込み・植栽の刈り込み(形を整える程度) 完成

その他、周りに植わっている植栽の剪定をします。

伸びすぎた部分や、形が変形している部分を調整するような軽い剪定です。

西洋イワナンテンの長く伸びた部分を切ったり、

ピラカンサの徒長枝を切ったり、

斑入りヤナギを丸い形になるように、間引き剪定したり・・・。

 

大切な事は、一番よく見るであろう視線の位置まで下がって、チェックを入れる事です。

お客様や、一般の方は、離れた位置で見ることがほとんどです。

仕事で剪定をする自分たちのように手の届く位置からじっと眺める事はまれです。

お客様が一番よく見るであろう位置にたって、バランスがいいかどうか?と修正する事が大切です。

 

一生懸命にやればやるほど、仕事をしたことで満足してしまい、

このチェックがおろそかになってしまいます。

同業の造園屋さんでも、個々の木の剪定は完璧でも、離れて全体をみると・・・あれ?

って時があります。

一生懸命・・・ではなく、「一所賢明」

(目の前の一つ一つの出来事を、よく考えて明らかにしていく)

を忘れないようにしたいですね。

 

あっ、花苗は、

マリーゴールド・ペチュニア・ダークベルグデージーを使用しました。

それでは、又です。

 

 

 

 

 

 

 

 
2009年05月06日 【ガーデニングの仕事中】

こんにちは、片桐です。

 

各務原市でのお庭リフォームは二日弱でいったん完成。

施工中の様子↓

http://www.k-engei.com/blog/02/takahasi1.html

http://www.k-engei.com/blog/02/takahasi2.html

 

 

こういった建て売り住宅の現場では、砕石で踏み固めた上に建っています。

水道のパイプや雨水の配管に注意しながら穴を掘るので、どうしても時間はかかってしまいますね。

 

 

 

■BEFOR   施工前の様子

  

           

 

 ■AFTER  リフォーム後の様子

 

 

 

■BEFORE  施工前の様子

 

           

 

■AFTER  リフォーム後の様子

 

角柱も、最初の案ではただ立てるだけでした。

いざ、試しに立ててみると、少し回転させて角を手前にした方が、太陽の光で影ができて、

より立体的に見えるようになりました。

 

又、角柱も2列の手前側を若干細く(6センチ角)、他を7.5cm角にすることで、

本当にわずかな差ですが、見た目により変化をもたせる事ができました。

 

 

こういった、細かい部分に変化をつけていく方法は、日本庭園の最高峰といわれる「桂離宮」の設計思想にとても感銘を受けた事が大きく影響しています。

 

桂離宮(宮内庁HP)

http://sankan.kunaicho.go.jp/guide/katsura.html

 

■桂離宮の写真が多数掲載されているブログ

http://kyoto-albumwalking.cocolog-nifty.com/blog/4_1/index.html

 

石を並べて仕切りをしている部分でも、

通路から眺めたときにより遠近感を感じるように、奥に行くほど少しずつ石の長さを短くしているとのこと。

この細やかな心遣いの思想は、日本人が古来から持っている素晴らしい資質だと思います。

 

又、岐阜で始まった「寄せ植え華道」に長年関わって活動していく中で、

一つの容器の中に、どれだけ丁寧に植物や素材を組み合わせていくか?

と言う事を体験・経験させていただきました。

 

■寄せ植え華道協会HP/ブログ

http://www.hanafes.jp/fandg/yoseue/index.htm

http://yoseuekadou.blog79.fc2.com/

 

「寄せ植え華道」のメンバーとして、オランダや、ドイツで寄せ植えのデモンストレーションに参加した事も小さな庭造り・庭のリフォームにとてもよい経験になっています。

金額の多い・少ない、面積の広い・狭いに関わりなく、

何の為に・・・、

誰の為に・・・、

何をどのように工夫していくとより良いものができるのか?

お客様と一緒にこだわりを持って取り組んでいきます。

 

高橋様のお宅も、これから花を植えたり、緑を植栽したりと、

少しずつ高橋さんにとっての理想のお庭作りをお手伝いできれば、と思っています。

ご依頼いただき、ありがとうございました。

これからもよろしくお願いします。

 

 

 
2009年05月05日 【ガーデニングの仕事中】

こんにちは、片桐です。

 

各務原市、高橋様の庭のプチリフォーム↓の続きです。

http://www.k-engei.com/blog/02/takahasi1.html

 

角柱を立てた後、水をたっぷりかけることで、

翌日にはセメントがきちんと固まっていました。

 

 

 

■各務原産の石

 

角柱を立てた周りに、各務原産の石を並べていきます。

この石は、デザインとして面白い使い方ができます。

 

 

 

■ハナミズキ植栽と、各務原産の石

 

ハナミズキの周りにも今まで何もありませんでした。

最初、レンガを並べて花壇を作ろうか・・・?と相談を受けましたが、

限られた面積の中で決して広くは無いこの場所。

あまりピンときません。

 

こういった石を使うと、形のバラバラさが面白く、味のある雰囲気になりました。

レンガのような線(ライン)のきちんとした物は、広い場所を仕切ってパート分けをするのに大変適しています。

が、今回の一坪、二坪サイズのリフォームでは目立ちすぎて使いにくい事もあります。

実際に素材を少し用意して並べてみたり、

完成写真を見ながら自分の庭をイメージして確認する作業が必要ですね。

 

ちなみに、こういった石で有名なものに、

「コッツランドストーン」があります。

http://www.unison-net.com/prdct/?id=rsuwHR12

 

 

これは、イギリスのある地域でのみ採れる石の事です。

このコッツウォルズ地方は、蜂蜜色の石を使った建物がすばらしい自然の景色とあいまって、

イギリスの中でも大変人気の高い観光地。

http://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=%E3%82%B3%E3%83%83%E3%83%84%E3%82%A6%E3%82%A9%E3%83%AB%E3%82%BA&oldid=25301666

 

ガーデニング愛好家にもとても人気があります。

イギリスを訪れる時には、

この「コッツウォルズ」と、世界の気候区の植生と暮らしを展示した巨大植物園「エデンプロジェクト」に行ってみたい!!

 

 

~まとめに続く

 
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