こんにちは、片桐です。
5月に入り、花壇の植え替え時期になってきました。
4月から夏用花壇苗が売られていますが、
遅霜などが必ずあるのでどうも心配です。
今年も暑い暑い・・・といいながら、やっぱり寒い日がきました。
野菜苗はそれで失敗する・・・とよく聞きます。
とにかく手間をかけたくない方は、5月からの植え込みが一番いいのではないでしょうか?
(連休前の売り出しが、だんだん早まってきて、ここ最近は何でも早く売るような気がしています)
■花壇の手入れ 前
パンジー主体の花壇で、後から追加で植え込んでいくので、
色使いなどはちょっと・・・混ざりすぎです。
まだ花は咲きますが、
下葉が黄色くなったりして、そろそろ植え替えのサイン。
ここは思い切って、植え替え適期の5月に一斉交換します。
■苗を抜いて、土を耕す
まずは、植え替えたい苗を全部抜きます。
宿根草(多年草)は残して必要なら再配置・・・移動させたりします。
その後、土が固まってしまっているので、
バーク堆肥(腐葉土+砕いた木等)を入れて耕します。
毎回、腐葉土や、バーク堆肥を入れる事で、土を水はけがよく、根が伸びやすい状態にします。
■植え込み後
用意した苗を、試し置きして配置などを確認。
ある程度良いと思った段階で、僕の場合は植え込みしていきます。
慣れないうちは、全部配置をしてから再度確認して植え込むと失敗が少ないでしょう。
逆に、この部分に必要な苗の数というと、正直毎回少しずつ変わっています。
僕らはケースでそろえるので、正直あまってしまうときもあります。
春から夏の間にいろいろな現場で使っていく事でトータルで使い切っていきます。
一般の方が、こういった花壇の植え込みで必要な数だけ買う場合などは、
きちんと寸法を測って、図面を書き、
そこに、一個一個配置するイメージで、図面上で何が何個いるか?を拾い出す方法しかないと思います。
最初はうまくいかないのが当たり前で、
何回も繰り返す事で、だんだん精度が高まり、うまくいくようになります。
何事も経験・・・を長く続けるのが一番のコツですね。
■ 植え込み・植栽の刈り込み(形を整える程度) 完成
その他、周りに植わっている植栽の剪定をします。
伸びすぎた部分や、形が変形している部分を調整するような軽い剪定です。
西洋イワナンテンの長く伸びた部分を切ったり、
ピラカンサの徒長枝を切ったり、
斑入りヤナギを丸い形になるように、間引き剪定したり・・・。
大切な事は、一番よく見るであろう視線の位置まで下がって、チェックを入れる事です。
お客様や、一般の方は、離れた位置で見ることがほとんどです。
仕事で剪定をする自分たちのように手の届く位置からじっと眺める事はまれです。
お客様が一番よく見るであろう位置にたって、バランスがいいかどうか?と修正する事が大切です。
一生懸命にやればやるほど、仕事をしたことで満足してしまい、
このチェックがおろそかになってしまいます。
同業の造園屋さんでも、個々の木の剪定は完璧でも、離れて全体をみると・・・あれ?
って時があります。
一生懸命・・・ではなく、「一所賢明」
(目の前の一つ一つの出来事を、よく考えて明らかにしていく)
を忘れないようにしたいですね。
あっ、花苗は、
マリーゴールド・ペチュニア・ダークベルグデージーを使用しました。
それでは、又です。
こんにちは、片桐です。
各務原市でのお庭リフォームは二日弱でいったん完成。
施工中の様子↓
http://www.k-engei.com/blog/02/takahasi1.html
http://www.k-engei.com/blog/02/takahasi2.html
こういった建て売り住宅の現場では、砕石で踏み固めた上に建っています。
水道のパイプや雨水の配管に注意しながら穴を掘るので、どうしても時間はかかってしまいますね。
■BEFOR 施工前の様子
■AFTER リフォーム後の様子
■BEFORE 施工前の様子
■AFTER リフォーム後の様子
角柱も、最初の案ではただ立てるだけでした。
いざ、試しに立ててみると、少し回転させて角を手前にした方が、太陽の光で影ができて、
より立体的に見えるようになりました。
又、角柱も2列の手前側を若干細く(6センチ角)、他を7.5cm角にすることで、
本当にわずかな差ですが、見た目により変化をもたせる事ができました。
こういった、細かい部分に変化をつけていく方法は、日本庭園の最高峰といわれる「桂離宮」の設計思想にとても感銘を受けた事が大きく影響しています。
■桂離宮(宮内庁HP)
http://sankan.kunaicho.go.jp/guide/katsura.html
■桂離宮の写真が多数掲載されているブログ
http://kyoto-albumwalking.cocolog-nifty.com/blog/4_1/index.html
石を並べて仕切りをしている部分でも、
通路から眺めたときにより遠近感を感じるように、奥に行くほど少しずつ石の長さを短くしているとのこと。
この細やかな心遣いの思想は、日本人が古来から持っている素晴らしい資質だと思います。
又、岐阜で始まった「寄せ植え華道」に長年関わって活動していく中で、
一つの容器の中に、どれだけ丁寧に植物や素材を組み合わせていくか?
と言う事を体験・経験させていただきました。
■寄せ植え華道協会HP/ブログ
http://www.hanafes.jp/fandg/yoseue/index.htm
http://yoseuekadou.blog79.fc2.com/
「寄せ植え華道」のメンバーとして、オランダや、ドイツで寄せ植えのデモンストレーションに参加した事も小さな庭造り・庭のリフォームにとてもよい経験になっています。
金額の多い・少ない、面積の広い・狭いに関わりなく、
何の為に・・・、
誰の為に・・・、
何をどのように工夫していくとより良いものができるのか?
お客様と一緒にこだわりを持って取り組んでいきます。
高橋様のお宅も、これから花を植えたり、緑を植栽したりと、
少しずつ高橋さんにとっての理想のお庭作りをお手伝いできれば、と思っています。
ご依頼いただき、ありがとうございました。
これからもよろしくお願いします。
こんにちは、片桐です。
各務原市、高橋様の庭のプチリフォーム↓の続きです。
http://www.k-engei.com/blog/02/takahasi1.html
角柱を立てた後、水をたっぷりかけることで、
翌日にはセメントがきちんと固まっていました。
■各務原産の石
角柱を立てた周りに、各務原産の石を並べていきます。
この石は、デザインとして面白い使い方ができます。
■ハナミズキ植栽と、各務原産の石
ハナミズキの周りにも今まで何もありませんでした。
最初、レンガを並べて花壇を作ろうか・・・?と相談を受けましたが、
限られた面積の中で決して広くは無いこの場所。
あまりピンときません。
こういった石を使うと、形のバラバラさが面白く、味のある雰囲気になりました。
レンガのような線(ライン)のきちんとした物は、広い場所を仕切ってパート分けをするのに大変適しています。
が、今回の一坪、二坪サイズのリフォームでは目立ちすぎて使いにくい事もあります。
実際に素材を少し用意して並べてみたり、
完成写真を見ながら自分の庭をイメージして確認する作業が必要ですね。
ちなみに、こういった石で有名なものに、
「コッツランドストーン」があります。
http://www.unison-net.com/prdct/?id=rsuwHR12
これは、イギリスのある地域でのみ採れる石の事です。
このコッツウォルズ地方は、蜂蜜色の石を使った建物がすばらしい自然の景色とあいまって、
イギリスの中でも大変人気の高い観光地。
ガーデニング愛好家にもとても人気があります。
イギリスを訪れる時には、
この「コッツウォルズ」と、世界の気候区の植生と暮らしを展示した巨大植物園「エデンプロジェクト」に行ってみたい!!
~まとめに続く
こんにちは、片桐です。
各務原市、高橋様にお庭のリフォームをご依頼いただきました。
四つ角に面した所から自宅の様子がよく見えてしまうのがいつも気になる・・・。
木をたくさん植えれば大きくなった時に大変だと思うから、何かいい方法はないか?とのご相談。
■施工前の様子
確かに見晴らしがいいですね。
何か欲しいが、雰囲気にあった物というと、なかなか難しいです。
■植栽一年後のハナミズキ(桃色)
このハナミズキを手前に移植しようか?というお話もありました。
僕はその案に賛成。
が、ちょうど桃色の花が咲き出した為、移植するのは可愛そう・・・と言う事で、その案は無しに。
さて、どうしたものか?
■支柱を仮立て
この和室の前も何か目隠しになるものを・・・と。
ここは最初はラティスをご希望でしたが、どうも唐突な感じで、統一感がありません。
エクステリア雑誌を見ながらお話した結果、「角柱」を立てる案に決定。
そうと決まったら、すぐに施工に入りました。
糸をピンと張って、できるだけ正確な位置を出していきます。
(真ん中あたりに上から下へ薄いピンク色の線が糸です)
簡単にできそうで、実は一番神経を使う場面・・・最後の微調整は気を使います。
セメントと砂を混ぜ合わせたもので埋め戻してた後、水をかけて今日は完了です。
~次の日に続く
こんにちは、片桐です。
岐阜で4月から新たな異業種交流会が始まりました。
「心と人の会」といいます。
友達が事務局として関わっている事から、僕にもお声がかかりました。
仕事の話もしつつ、やはり一番大事なのは、人と人の繋がりの部分、
その人の心じゃないか?と言う事で、名称に「心」と入っています。
■丸ス産業 土井社長様
会の顧問をしていただいている、丸ス産業の土井社長。
白川町で、幅広く公共土木工事をされています。
土井社長とは、以前、埼玉県で行なわれた全国Eボート大会にて、偶然お会いした事があります。
地域のコミュニティ活動にも大変熱心な、皆の兄貴的存在・・・と勝手に思ってます。
■岐阜市長 細江様
なんと、第一回目のゲストに岐阜市長の細江様が参加されました。
以前からテレビや新聞などで知ってはいましたが、
直接お話を聞いた事がなく、大変楽しみにしていました。
岐阜市の市政運営のお話も面白かったのですが、
市長を務めるにあたってのもっとも大切にしているのが、「市民の為になるかどうか?」
何か行動をする時の判断基準として市長を務める間は、常に考えているそうです。
市長を長く続けようとか、財産を残そうとか考えていては市長はできない、とのこと。
これは、会社経営でも同じ事が言えます。
お金を残そうと思ったら、自営よりも、勤め人になった方が今はいいと思っています。
それよりも、自分が大切にしたい事を貫く為、自分で責任が取れる自営(会社経営)をするのではないか?
それだけ打ち込んで自分らしい何かを続けた時に、ファンとなっていただけるお客様が現れるのではないか?
だから、お金を残そうと思っていては、本当に自立した経営者にはなれない・・・と感じています。
又、質問の時間があり、
今、中小企業の経営者が学ぶべき事があれば、教えてください・・・とお願いしました。
すると、
「私はコンサルタントではないから、ああしたらいい、こうしたらいいとは言えない。
が、経営とは、自分の頭で考え抜くことが大切だと思う。
そして、自分の頭で考える為には、きちんと学ぶ事が必要です。
学ぶとは一時のものではなく、学び続けるものではないでしょうか?」
との事でした。
深い・・・ですね~。
細江様、ありがとうございました。
■岐阜市会議員 広瀬修様
メンバーには市会議員の広瀬修様も入られていて、積極的に参加者と語り合っていました。
広瀬様とは、最近も別の会であったばかりでビックリ。
又いろいろ面白いお話を聞かせていただきました。
ありがとうございました。
他にも中部学院大学の経営を教えている先生や、新聞記者の方、カラオケ店の支配人など、
新しい人との出会いがありました。
又、参加者の協賛による、プレゼントコーナーもあります。女性の方には当たりやすい・・・かな?
女性経営者の方、大歓迎です(笑)
これからどんな会になっていくのか・・・、参加する私たち一人一人の思いによって様々に変わっていくでしょう。
志を持っていること。そして、会に参加する人たちの為になる事を、強く願います。
2ヶ月に一度開催予定との事。
もし、知り合いから開催のお話があれば、よろしければ是非参加ください。
それでは。
こんにちは、片桐です。
昔、笠松町商工会青年部で、ゲストを招いて毎月食事会を行なっていました。
その時、お会いしたのが、羽島市で自然保全の活動を行なっている、
ひろりん村の河本さん。
ある喫茶店の入り口付近にこんな記事が貼ってありました。
しばらくお会いしていない・・・いつの記事がわかりませんが、お元気そうで嬉しかったです。
ご主人が長年勤めた会社を退職したとき、
退職金をどうしようか?と、その時、
仲間が集まって活動できる拠点、ログハウスを建てて欲しいとお願いしたそうです。
今から15年前の話です。
■ひろりんタワシ
繊維業が盛んだった羽島市で、くずになって捨てられる残り糸を使い、
編み方を工夫する事で、洗剤を使わなくても汚れがよく落ちる布製タワシが完成。
自分たちのできる事からやっていこう、そして、楽しみながら続けていこうと、様々な取り組みを続けてこられています。
以前、羽島市でガイアシンフォニーという、ドキュメンタリー映画の自主上映会を行ないました。
何度かお会いしていた河本さんにもチラシを持参してお願いしに。
なんともいえない、柔らかな落ち着いた雰囲気に包まれて、
映画以外にも、いろいろなお話をしたことを思い出します。
アレンジメントフラワーや、ガーデニングなどを通して自然とふれあいながら、
自然とともに生きる心豊かな暮らしを実感してもらえれば、との思いで活動されています。
羽島市のお近くの方で、何かの機会にご縁があれば嬉しいですね。
それでは。
こんにちは、片桐です。
カラッとした青空が2日間続きました。
絶好の行楽日和・・・遊びにでかけたい気分になりますね。
これから人間にとっても、植物にとっても過ごしやすい気候が続きます。
こんな季節は、水切れをしやすい時期。
実は、夏よりも、夏前の方が枯れる場合があるのです。
■水切れで葉が落ちかけているオタフクナンテン
先日、植栽をしたお宅から、植え込んだばかりのオタフクナンテン。
葉がほとんど落ちてしまった・・・との電話がありました。
見に行ってみると、萎れているのは軒下の花壇のオタフクナンテン。
駐車場側にある植え込みは、大丈夫でした。
これは、水やりの量が足りなかった、と思われます。
■一部分を新しいものと植え替え
枯れのひどいものは、新しいものに植え替えしました。
さて、水を最後にあげよう、とホースを見てみると・・・、
■おもちゃ?みたいなホース
ホースがいつも見かけるものより、かなり細いタイプです。
しかも、出口部分に水の出方を何種類かに変えられる物がついているのですが、
調子が悪く、水がしっかりでなくて、殆ど真下に漏れるように落ちていきます。
お客様にお話を聞くと、何かの景品でもらったホースとのこと。
このホースではこれから暑くなる時期にたっぷり水をあげるのは不可能です。
水やりの簡単なコツは、
・ホース直径は太めで、しっかり水の量がでること
・先端にはシャワー(水の出方を柔らかくする)がついているとベスト
せっかく植え込んだお庭の花壇。
これからぐんぐん成長していけるように、水はたっぷりお願いします。
それでは、又です。
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