こんにちは、片桐健二です。
岐阜で貸し植木の仕事中に、みつけました。
ソングオブジャマイカに、花芽を発見です。
■ソングオブジャマイカ の寄せ植え
全部で3カ所にあります。
暖房が効いていて暖かい事もあったのでしょう。
綺麗な花芽の状態で見つかりました。
■ソングオブジャマイカ の花芽
このまま残しておくと、花を開くはずです。
(花といっても地味な色の違う細長い物が付いているだけです)
が、植物自体にとっては栄養を使ってしまう事になるので、
早めに切り取ります。
花芽には虫が付く事も多いので、
残したい場合は、虫がつかないかどうか、を根気よく毎日チェックして欲しい物です。
(白っぽいワタのようなタイプが多いです)
もし、虫が付いてしまった場合は、
屋外で洗い流せれば、シャワー等の水流を勢いよく当てて洗い流します。
後は、念のために消毒をかけておくとベスト。
虫が完全に落ちてしまって、
いなければ消毒も必要はありません。
花は咲き終わった後、細かい花ガラをパラパラ落とす事が多いので、
その点もご注意を。
それでは。
こんにちは、片桐です。
水を植物にかける量について、
「どのぐらいあげたらいいのか?」も良く聞かれる質問です。
例えば、これは各務原市のとある洋服店に飾ってある、「サフレリア」
大きな葉が目を引く、人気のある植物です。
ここは、月2回のメンテナンスに伺います。
店員さんはローテーションが複雑なので、定期的な水管理は難しく、片桐園芸でフルメンテナンスを担当。
設置場所の状況は、9時~22時まで営業、空調管理がされていて、年中乾きやすい。
ライトも多く付いていて、明るめです。
こういった場所の水管理は、通常よりも大目の感覚。
ただし、メンテナンスにお邪魔した時に、きちんと土が乾いている状態が理想。
その意味で、最初に確認するのは、「容器内の水の有無」
鉢の底をのぞき込んで、水が残っているかどうか?を確認します。
ここでは、きちんと土を乾かせたいので、「無い」のであればオッケー。
残っている場合は、前回の水の量が「多すぎた」と考えます。
先ほど、底を覗いた所、水はまったくありませんでした。
土の色は、カラカラの白色ではなく、適度に湿り気の残る土色。
理想は「もう2,3日乾かしても良かったかな」です。
しかし、今度の水やりを忘れてしまってもいけないので、
こういう場合でも定期的な水管理を行う方をお奨めします。
月2回の管理の場合、腰水方式でたっぷりとかけます。
この場合は、3.5リットル~4リットルほどかけました。
底にも4,5cm水が貯まります。
週に一度管理できる場合はもう少し減らして、1リットル~1.5リットルほどが目安になります。
こんにちは、片桐です。
2月の雨・・・まだまだ肌寒い季節ですね。
とはいえ、部屋の中は暖かい事もあり、これからだんだんと植木の水やりが重要になってきます。
植物のメンテナンスにお邪魔すると、・・・。
葉色も黄色く変色し、
上の方にある葉が、ダランと萎れています。
これは、完全に水不足の状態です。
慌てて早速水をかけてみます。
ここで、よく見ると、土が水をはじいています。
左側から貯まっていく水が、右の方に流れていくのですが、
すっと土に染みこまずに、はじかれている様子が分かると思います。
土が乾きすぎると、水とすぐになじめない、という現象が起こります。
この時、土の中の状態を想像してみて欲しいのです。
鉢全体の土が完全に乾いてしまっている場合、
上からかけた水は、土の内部を通る時に土にはじかれて勢いよく下から抜けていく・・・、
水をちゃんとあげたつもりが、実は、植物の” 根 ”にはあまり届いていない、
という現象がおきているのです。
水を植物にかける行為自体はとても簡単な事なのですが、
植物の様子をみて、それに最適な水やりをするには、やはり知識と経験が大切です。
上のように、植物の様子が変わってしまう程水が不足している場合には、
●上から” 2回 ”、1~1.5リットルほどかけて、下に流れでるのを確認する
●10号鉢(高さ32cmほど)の容器であれば、4~5cmほどの高さまで水を貯めて、強制的に吸わせる
すると、1日ほど立つとまた元気な姿に戻るはずです。
一度水をかけて、土と水をなじませてから、
再度水をゆっくりとかけていく、
・・・プロは大事だと思う事には手間を惜しみません。
もしも水やりを忘れてしまった、という時があれば、是非試してください。
それでは。
こんにちは、片桐です。
羽島市にとあるホテルの一角。
お正月の飾りをとって、春になるまでグリーンのディスプレイをすることになりました。
小さなスペースは、およそ (1.2m × 1.4m)の三角形。
パッと見、何ができるのか・・・?と思ってしまうような場所です。
こういった場所を活かすには、「洋風のアレンジ」よりも実は「和の生け花」の技が使えます。
お正月のディスプレイを片付け中・・・の図。
いろいろある時は立派に見えるんですが、改めてみるとホント狭いスペースです。
和の技術・・・といっても正式に習った訳ではないので、あくまで我流。
お花の先生と話している時にいろいろ気づいた事を自分なりに使わせてもらっています。
その一、何も無い空間を活かす。
お花やグリーンをたっぷり使い、ボリューム感溢れる雰囲気にするのが、洋風のアレンジだとしたら、
和の心は、無駄な物をできるだけ削り、空間を多くする事。
一つ一つの材料の持つ素材を活かす為の工夫をすること。
高さ、横の位置、それぞれにお互いに影響し合い、バランスを中心に保つ事。
”活きた空間”を作り出す事により、小さな場所ながら味わいのある”奥行き感”が生まれます。
細かい技ですが、プランターの面を波型にすることで、陰影が生まれます。
黒いつや消しでわざと存在を消す事もあれば、
あえて印象的に浮き上がらせる事で立体的に見せる事もできます。
■ 波ツボと、・・・花の名前が思い出せない。クロッサンドラに近いんだけど。
花の高さ、場所、色も変える事で、パッとみた時の印象がずいぶん面白いくなります。
■フェニックスの幹、 ピンク色のインパチェンス 、オランダアイビーブッシュ、アイビーブッシュ
■セラポット40型 アイビーブッシュ 、赤色ゼラニユーム、シダ
ライトを効果的に使うと、より印象的な空間づくりができます。
家庭や、お店などにあるちょっとした空き場所。
デッドスペースだとあきらめずに、いろいろチャレンジしてみましょう。
皆さん、こんにちは、片桐です。
今日は愛知県、豊明にある生花市場で、肥料製造・販売のハイポネックスさん主催の園芸勉強会がありました。
ゲスト講師は、セキスイハウス、生活総合研究所の畑明宏さん。
菜園ガーデン・・・家庭の暮らしの中で無理なくできる野菜作りを研究されています。
研究所 納得工房・・・見学もできるようですね。
こちらは自宅で栽培しているゴーヤ。
草抜きを簡略するために、素焼き鉢で栽培。そのまま根が下に伸びてこんなに立派な姿になりました。
栄養素のたっぷり詰まった・・・ケール。
まずい??のはそのまま飲むからまずいのであって、
ジュースの中に入れればとても飲みやすくなるそうです。
こちらもプランターで栽培しています。
畑さんお奨めの野菜の一つ。
サニーレタス。
下から必要な分だけ葉っぱをちぎって使えば、
花の咲くころまでずっと収穫できます。
畑さん曰く、家庭菜園は50点~60点で上等。
「失敗を恐れずに、いろんな形で試してください」
今朝収穫してきたケールの葉を細かくちぎってミキサーに。
リンゴジュース(200mlほど)を3本。
割と長くミキサーでかき混ぜます。
繊維質を細かくして飲みやすくするには、1分ぐらい必要かな?
パワーのあるミキサーがお奨めです。
畑さんお手製のジュースは大人気で、あっという間に無くなってしまいました。
畑さん、本当にたくさんの面白いお話、ありがとうございました。
野菜作りはプランターで十分楽しめます。
80点を目指すのではなく、とにかく1種類でもいいから初めてみましょう。
片桐園芸でも家庭菜園を応援する情報を集めて、これからもお知らせしていきたいと思います。
どうぞよろしくお願いします。
こんにちは、片桐です。
岐阜市のとある心療内科の待合室。
プランターボックスを新しく購入され、しばらく買ってきた植物を置いていたのだけれど、いまいちパッとしない・・・とのこと。
グリーンリースを試してみたいとご連絡をいただき、伺って参りました。
昔のプランターボックスに比べ、シンプルですっきりとした印象。
植物は品種がバラバラで、統一感がありません。
せっかくの綺麗なボックスもただのボックスになってしまっています。
そういえば植物を入れるボックスが小さいかな?深さがありませんね。
このぐらいの小型のプランターボックスには小鉢(高さ20~30cm)が似合います。
同じ種類の植物を並べてもいいのですが、今回は下のように2種類で組み合わせてみました。
■小鉢 ポトス浅鉢2個 グローカル4号鉢 2個
ポトスの浅鉢は吊り鉢タイプで、つるが垂れ下がり下の容器を隠してくれます。
植物がこんもりと茂るようなイメージです。
葉色をあえて違う種類を選び、コントラストがはっきりするようにコーディネートしてみました。
お客様もお気に入りのようで、ホッとしました。
ありがとうございました。
植物をプランターボックスに飾ってみたいと考えられた時は、次のことも参考にしていただければと思います。
例えば、少しボリュームのある植物ならこの場合3個で済むかもしれません。
そうすると、ボックスの上は良いのですが、下の部分・・・プランターボックスの中が丸見え担ってしまいます。
それでは、味気ないというか、(ただ置いてあるだけ・・・)と思われます。
もちろん、植物が無いよりはましですが、
せっかく植物を飾るのであれば、お客様のお客様により良い印象を持っていただきたいものです。
植物のリース代3個を、増えて欲しく無い嫌な経費として捉えるか?
1個増やす事で、お客様目線でお店のイメージアップを図る良い経費と捉えるか?
お店の経営目的の中に、顧客満足の割合が大きいのであれば、
ここはしっかり考え抜いていただきたい部分です。
ちなみに、小鉢1個のリース料金は、500円~700円(大きさ、メンテナンス条件によって若干ことなります)が目安。
何か参考になれば、幸いです。
又、ご不明な点などありましたら、お問い合わせフォームからご連絡ください。
今後ともよろしくお願いします。
こんにちは、片桐です。
観葉植物にはちょっぴり寒いかな?と思う2月。
本格的な冬は終わったものの、油断のできない季節です。
この時期は寒さで痛んだ観葉植物も多く見られます。
すぐに買い変えたいところですが、焦って寒さに弱い物を買ってしまうと、春までにまた痛ませる事になりかねません。
春までもう少し待つのが一番お奨めですが、どうしても、という場合にこんな植物を選んでみてください。
■ツピダンサス h=2000~2300
容器 : コタポット トラディショナル CT-8050 (サンド 直径510×h430)
シェフレラ属というと、「シェフレラ・ホンコン」を思い出します。
葉の付き方がよく似てますね。
シェフレラ・ホンコンの巨大版といった感じの「ツピダンサス」
寒さにも比較的強く、冷え込みの厳しいガラスの大きな空間でも耐えてくれます。
ただし、生育がよすぎるので、普通の部屋では天井にすぐに当たってしまいそうなのが、難点かな?
■グローカル h=900
容器 : コバ積みプランター82型 (820×420×390)
正式名称は「 コルディリネ・ストリクタ ’ グランディス ’」
でも、この名前はほとんど使いませんね。
寄せ植え教室で「正式名称は コルディリネ・・・」と話したときは、同業者から誉められた事もあります。
濃いグリーンの葉がいかにも寒さに強そう!
こういった比較的寒さに強い植物は、気温5度以上あれば何とか頑張ってくれます。
5度といえば、体感的には割と寒く感じる温度。
大体の場所なら冬越ししてくれる、ありがたい観葉植物です。
余談になりますが、結婚式場はグリーンもおしゃれな物を求められるし、
式がないときは、暖房が入らないなんて場所もあります。
比較的どの部屋も明るいのがよい所ですが、12月~2月の間は条件の厳しい場所ともいえますね。
グローカルの下草には、「オリヅルラン」を寄せ植え。
この植物も寒さにとっても丈夫。
どこかでこの植物たちを見かけたら、「頑張ってるね~」っと、声をかけてあげてください。
各務原市にイタリア家庭料理のお店「キッチンクラブ・ダゼリオ」さんがあります。
各務原市役所前の道を東に200mほどの道沿い。
落ち着いた店内と、手作りの素朴な味わいでファンの多いお店です。
お店の植物コーディネートを片桐園芸で担当しています。
■ 屋外:「インジビサ」
お店に入り口を飾るのは、通称「インジビサ」
「コルディリネ・オーストラリス」、「紅インジビサ」ともいいますね。
赤色の細長い葉が特徴的で、モダンな雰囲気にもよく似合います。
雪があたると、葉色が黄色く濁ったようになる時があります。完璧な姿を残したい時は、軒下で使うのがベスト。
この場所は、上手く冬を越せました。
このお店は、グラタン・ドリア・ハンバーグ系の料理がお薦め。
お昼はランチセット(メイン料理、スープ、パン、サラダ)1000円~1300円を頼む人が多いようですね。
ハンバーグの鉄皿を運ぶ時のジュージューという音がテーブルの横を何度も通っていきます。
■室内:「ワーネッキレモンライム」
イスのすぐ後ろには、「ワーネッキ・レモンライム」
光の弱いところでも持ちのよい丈夫な観葉植物。
(しかし、寒さには弱いので、玄関などは×です)
ライトの光しか当たらない場所なので、ここは”貸し植木”として交換。
このお店では表のインジビサは買取りにして、毎月の費用を少なくなるように工夫しています。
■室内: 「ホンコン・カポック」
窓際には、「ホンコン・カポック」の斑入り種を。
窓を塞いでしまうと光が少なくなるので、適度に葉をちらした樹形の物を選びました。
幹が太いものや、何本も出ている物を、”枝もの”と呼ぶ事が多いですね。
これは寒さに強いので、冬の窓の近く(冷え込みが強い!)でも何ともありません。
東京や大阪では、お店の外に置きっぱなしを見たことがあります。
この地域では(岐阜)寒さでかなり痛んでしまいますのでご注意を。
■屋外: 「ポップ・ブッシュ」
最近使い始めたこの木は結構お気に入りです。
葉色が寒さで赤くなります。
冬もこの状態で越せました。割と丈夫な木ですね。
「フィカス・プミラ」を這わせた壁に、これまた赤色の葉がよく映えます。
食事を終えたお客様が帰るきわに、眺める景色・・・ハッと印象に残るものであって欲しいですね。
こんにちは、片桐です。
冬も終わりに近づくこのごろ。日差しに暖かさを感じる事が増えてきました。
このぐらい暖かくなってくると、ギフト用に観葉植物も贈りやすくなりますね。
グリーンの中でも定番的な人気なのが”アレカヤシ”。
南国をイメージさせるヤシの樹形に、細長い葉が爽やかさも感じさせます。
つい先日もギフトの依頼があり、北方町のスーパー三心さんにある「たこ笑」さんにお届けしてきました。
小さいサイズながら、広がる樹形はボリューム感がたっぷりあります。
そのままでは普通すぎて面白くないので、
株元に、つる性の”アイビーヘデラ”と、この時期に白い可愛らしい花を付ける”花かんざし”を植え込み。
まわりの贈り物が花花・・・が多かった為、
グリーンの方が返って良く目立つ感じでした。
ラッピングは、赤色のチェックのフィルムに、オレンジ系のメッシュ。
このオレンジ色のメッシュは、「ヤシの実」をどことなくイメージしたものです。
軽い感じに仕上がるのもメッシュのいい所ですね。
ギフトをお届けした時には、出来るだけ写真をお客様に送るようにしています。
どんなサイズだったか?
どんな雰囲気だったか?
写真を見ながら感想をお聞きし、次回の時の参考にしていただきます。
大きなサイズの場合は、籐カゴやプランターをつける事が多いのですが、
高さ約60cm~80cmの中鉢サイズの場合は、今回のようなラッピングにすることが多いですね。
予算的には5250円~8400円ほど。
よろしければ、ご参考ください。
片桐園芸では地域密着によるきめ細やかで心のこもったサービスと充実したメンテナンスを行うため、お客様へのサービスを考えて、 配達エリアを限定させていただいております。
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