こんにちは、片桐です。
いつもご覧いただき、ありがとうございます。
園芸の仕事に関わる毎日の中から、
木や花の名前であったり、剪定の仕方であったり、育て方のコツであったり、
園芸を好きな人、園芸の仕事をしている人に向けて情報をお送りしています。
HPは1年2ヶ月ほど。無料ブログは4年弱から始めました。
おかげ様で、HPと無料ブログを合わせて、一日で230IP 650PVを超える事も珍しくありません。
園芸の仕事が好きな事はもちろん、本を読むのが好きで、その中でだんだん何かを書く事が楽しくなってきました。
自分の好きな事を全力でやってみて、その中の一つでも誰かに喜んでもらえるのなら、そんな嬉しい事はありません。
これからも仕事の合間をみつけては、続けていきたいと思っています。
どうぞよろしくお願いします。
さて、最近熱心に学んでいる事に、出版とブランディング(プロフィールづくり)があります。
その講師の土井英司さんが、ビジネスマンに向けたお薦めビジネス本をメルマガにで毎日紹介しています。
自分も本が好きと言う事で仕事本に限らずいろんな本を読んできたわけですが、とりわけ園芸本も数限りなく買ってきました。
土井さんをお手本に、自分が読んできた園芸本について、毎週一冊、紹介していきたいと思います。
(自分も園芸のお薦め本を知りたい・・・と思っているのですが、あまりそういう情報も無いので、自分から初めてみたいと思います)
第一回目は、この人。ヘルマン・ヘッセ。
ドイツ生まれの作家。詩や小説、エッセイなど多くの作品を書き、ドイツ文学を代表する一人といわれています。
1946年にノーベル文学賞を受賞。
・・・なんだかとっても難しそうな人ですが、晩年は庭仕事をなにより熱心に行い、「庭仕事の愉しみ」なんて本も出しています。
こうなってくると、園芸家として興味がでてきますね。
■アマゾン 庭仕事の愉しみ
もともと、タイトルを見てガーデニングの本場の外人による、ハウツー本と間違えて購入。
家に帰ってから(失敗した・・・)と思ったものの、よく読んでみると、(なんだこれ?)と、よい意味で驚きました。
園芸のHOW TO ではなく、生きる事のHOW TOとでもいうんでしょうか。
園芸家の日常の中にあるエピソードを魅力的な文章にし、その中にふと現れる印象的なメッセージ。
何故か心に静かに響きます。
思えば、昔マンガで、偉大な業績を残しながら、無名のまま埋もれていった人を紹介したものがありました。
その中に、ヘルマン・ヘッセも登場。
第2次世界大戦の中、ドイツ軍の侵攻により生まれた土地を捨てて逃げる人がいる中、「どこに逃げても人生から逃げる事はしょせん無理なこと」と、悠然と畑仕事を続けていたエピソードを思いだします。
(20年以上前のことなので、間違っていたらすみません)
庭づくりの合間のコーヒーブレイク、もう片手でヘッセの本をめくってみてください。
(庭仕事は瞑想である)、という有名な言葉と共に、ヘッセワールドをよりいっそう堪能できる事でしょう。
園芸好きな全ての人にお薦めします。
ヘルマン・ヘッセ 庭仕事の愉しみ
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仕事がはかどるにつれて、子供じみた歓喜の高まりはやわらぎ、そしておさまる。
このささやかな、無邪気な園芸は、もっと違った種類の共感と着想によって私たちに不思議な感動をもたらす。
つまり園芸には創造のよろこびと、創造者の思い上がりといったようなものがある。
私たちはわずかばかりの土地を、私たちの考えと意志にしたがって形づくることができる。
私たちは夏のために自分の好きな果実や、好きな色か香りをつくることができる。
私たちは小さな苗床を、数平方メートルの裸の地面を、色彩の波浪に、目の慰めに、そして天国の小庭にすることができる。
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アマゾンにて最初の数ページが読めるようになっています。
是非、読んでみてください。
それでは、又です。
片桐園芸では地域密着によるきめ細やかで心のこもったサービスと充実したメンテナンスを行うため、お客様へのサービスを考えて、 配達エリアを限定させていただいております。
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