こんにちは、片桐です。
先日、岐阜新聞を読んでいたら、「くらし」欄に「草の力」というエッセイが掲載されていました。
著者は、10年前からメニエール病をわずらっています。
耳の障害の為、突然のめまいと、嘔吐に襲われる。
ひどいときにはフラフラの為、仰向けに寝たまま何もできない・・・万事休す、だそうです。
メニエール病・・・名前を聞いた事はあるのですが、
どんな病気なのかはほとんど知りませんでした。
たしか、有名人でもこの病気の人がいたような気がします。
さて、この著者の家には庭があります。
伸び放題になってきた草をみかね、ついに心を奮い立たせ、草取りをはじめます。
美しいみどり色の雑草の中にも「生命力」を感じる著者は、
草を刈るたびに(悪いなぁ)と思いつつ、その逞しさに羨みすら感じるのです。
と、その瞬間に突然のめまいが・・・。
とっさに何本かの草を必死に握り締めます。
すると・・・
(静かにしてれば大丈夫だよ・・・)
そんな草の声が聞こえた気がしました。
しばらくするとめまいも去り、握り締めた草を手放すと、
そよ風が何事もなかったように草むらを吹き抜けるのです。
草のおかげで「フェンス」に頭をぶつけずにすんだ著者は
(ありがとう・・・)とお礼をいいつつ草をじっと眺めます。
草と会話をするわけではないのですが、
確かに植物と触れ合っているといろいろな事が浮かんでくる気がします。
このエッセイの著者に不思議な共感を持ちました。
「大木あまり」さんという俳人の方のエッセイ。
あまり日和からご紹介させていただきました。
岐阜新聞・・・最近くらし欄が面白いですね。
それでは、又です。
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