みなさん、こんにちは。片桐です。
6月は毎年行なわれる、技能検定試験(講習会)の始まりです。
私たち観葉植物を扱う技能は、「園芸装飾技能士」として、認定がもらえるのです。
園芸関係の仕事につきたい・・・と考える方には、多少有利になる話かもしれません。
毎年、農林高校の生徒さんが一番簡単な3級を受けにきます。
その他、専門学校に行く人や、植木屋に勤める人が資格所得の為に2級、さらにその上の1級を目指します。
1級の資格を持つ人で経験のある人のみが、検定試験や講習会を担当できるのです。
さて、6月は講習会の月。
毎年やっている事とはいえ、当日はやはり緊張します。
■園芸装飾技能士試験 3級の材料(一部、講習用の為、2個置いてあります)
これらの材料を用いて、図面や指示通りに作業ができるかどうか?を判定するのです。
講習前には、デモンストレーションを行ないます。
今年も含めて、3年連続で片桐が担当させていただきました。
■園芸装飾技能講習 3級のデモンストレーション中
一人が解説を読み上げながら、私が実際に作業を進めていきます。
本来、標準時間が1時間のところ、最初は30分でやってくれ・・・と、流石にそれは無理。
講習の時間がかかるので、できるだけ短縮したいのはやまやまですが、仕上がりを考えると45分ぐらいはかかってしまいます。
最後の方は、時間短縮のため、検定委員に手伝ってもらい作業します。
植物を図面通り配置したら、クラフト紙を土台にして、水苔を化粧代わりにのせていきます。
30人近くに囲まれて作業すると・・・さすがに緊張して汗がとまりませんでした。
■3級試験の完成品
これで完成です。
細かい部分は気になるところですが、概ね良しといったところです。
中心部にグズマニア、その後ろにアレカヤシ。
左右にシェフレラ・ホンコン、ワーネッキがきて、その手前にはつりポトスと草花が入ります。
見た目でいうと、いろいろ突っ込み所はありますが、「あくまで技能を評価する試験」が前提ですので、決められた作業ができているかどうか?をチェックすることになります。
教えたい事は山ほどあるけれど、生徒さんの数も多く、限られた時間の中では思うように伝わりません。
教えることの難しさ・・・を感じます。
講習を終えて帰る生徒さんたちが明るく挨拶をしてくれると、少しは良かったかな?とちょっと安心します。
試験は7月。
暑くて大変だとは思うけど、それまでに少しでも練習してきてね。
皆が合格できるように願っています。
片桐園芸では地域密着によるきめ細やかで心のこもったサービスと充実したメンテナンスを行うため、お客様へのサービスを考えて、 配達エリアを限定させていただいております。
【岐阜県】