この17日、18日に渡り、自然工法管理士セミナーに参加してきました。
仕事が忙しいこの時期に、この日程は厳しいのですが、
結論からいうと、やはり参加して良かったです。
自然工法のもっとも大事な事は、
自然の生態系を守っていく事なのですが、
どのように守っていくのか??
当たり前の話なのですが、生態系を守るという事は、
そこに在る自然を知らなくてはいけないのです。
岐阜の生態系を守るには、岐阜の生態系を知る必要がある。
目からウロコでした・・・。
これは、根株を移植して自然の里山を再現しようと活動している方のお話。
土岐などでも体規模な造成が行なわれ、山が削られました。
当時、雑木林にあった枝などは、どのように処分!したらいいのか、これがとても問題になったそうです。
今であれば、パルプ資源が中国などで必要とされ、貴重な資源となったのでしょうが、
当時は燃やす!のも量が多くて大変だし、チップにするにもこれまた量が多すぎる。
なんだか、自然が邪魔になる開発って・・・悲しいですね。
これまた、一番の問題なのが、根株。
土や石や砂利を含んだ根株は、一番の難問。
これを、再利用し、里山づくりの苗にしよう、という大胆な発想。
「根は生きている、生命なんです!」とのお話しに胸が熱くなりました。
岐阜大学名誉教授、水野靖夫先生のお話が1時間聞ける・・・感動ですね。
(僕だけのようでしたが・・・)
二通りある学名のつけられ方・使われ方、めしべの位置による分類方法・・・・超マニアックな話しに、気絶する人が続出。
興味ない人にとっては、子守唄のような穏やかな話し方。
ホント、いいお話なんですけど、公共工事関係の方が多くて、やっぱり難しすぎますかね。
土屋組の児玉さん。体の大きな方です。
でも、お話しが上手で、お笑い芸人さんのようなそんな勢いでお話しいただけました。
急に目がパッチリ!!
ビオトープ作りの基礎理論が聞けるなんて、なんていい講習会なんでしょうか。
テンションが上がりまくりでした。
その他、魚類、哺乳類、昆虫、鳥類、計画について、総論など盛りだくさんの講習会。
それぞれ、一時間ではとうてい収まるわけもなく、紹介のみになった印象。
もっともっと、多くの時間がとってもらえるとホント嬉しいです。
その中で講師の方が皆さん共通して言われること、
(生態系を守っていくことは、私たち人間の生活基盤を守っていく事と同じ。
今、世界の哺乳類、魚類、昆虫などの生物の約4分の一が絶滅の危機に瀕しています。
これは私たち人間の近い将来なのかもしれません・・・)
ホントそう思います。
又、いろいろな講師の方と終わった後お話ができて、今後の勉強の仕方が見えてきました。
岐阜の地に、岐阜の生態系を学んで、守って、育むことができる、そんなテーマパークができるように、
これからも勉強し、実践をつんでいきたいと思います。
貴重なセミナーでした。ありがとうございました。
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