岐阜市にある「あいか」様より、ケヤキを剪定して欲しいとのご連絡。
貸し植木のルートの近くにあり、さっそく寄ってみると枝がかなり込み合って偏って茂っている感じでした。
まず、どのぐらいの剪定を希望されているかお聞きします(枝抜き、バッサリ、とにかく綺麗に、お任せ、ゴミの処分はどうするか・・・)
それに対して、おおよそのお見積もりを予算としてお伝え。オッケーがいただけたら、入れる日にちを後日ご連絡する事になります。
高さ6~7mほどの立派なケヤキ。
一度剪定をしているらしく、切った付近から枝が発生し、それがところどころで固まりのように込み合っています。
私が初めての現場で剪定に入る場合は、初心に戻って素直に基本的な剪定から行ないます。
そう、まず、不要な枝を抜くことからはじめるのです。
一番いらないと思う枝を、幹の付け根から切り落とします。
この時は、一度に幹から切らずに、何度かにわけておこないます。枝が裂けたり、傷ついたりするのを防ぐためです。面倒ですが、2、3回に分けて切るようにします。
後は、お客様にも見ていただいて、先端をどのあたりまでにするか?を決めました。
木の上に登りながら、下から見たときの絵をイメージしながら、お客様にこのあたりでどうでしょうか?と提案して見て頂きます。
不要な枝を切ってから、再度確認をします。
まだまだ、この段階では完成の姿が見えてきませんが、焦って形を整えようとしてはいけません。
太い枝から抜いた後は、中ぐらいの太さの枝をチェックしていきます。
これを繰り返していくと、だんだん完成の姿が見えてきます。
完成の姿が見えてきたら、細い枝の不要な物を切っていきます。
どれが不要か不要でないか?は、専門書にもある「立ち枝、逆さ枝、平行枝・・・」などを参考にしてもらうといいと思います。
ただ、現場にでて経験を積んでいかないと、センスは磨かれません。
数多くの現場を経験する事が一番大切なことですよね。
ほぼ、完成に近づいたあたりで、お客様に見ていただいてもう一度お話しをお聞きします。
「細かい横枝が出ている部分が込み合って見えるので、もう少し切ってスッキリして欲しい」とのお話しでした。
先ほどの写真から再度細かい不要枝を見つけては切っていきます。
何度もハシゴに上っては降りて・・・の繰り返しになります。
一度に切ると全体のバランスが崩れますので、ここも焦らずに枝一本ずつに対してハシゴを立てていきます。
剪定がすんで掃除が終わった頃にはすっかりあたりは暗くなっていました。
ライトアップされてケヤキがいい感じです。
一旦外出されていたお客様がちょうどこの頃戻ってみえました。
「戻ってきてパッとみたら、とってもいい感じになっていてビックリしたわ~、嬉しいわ~」
と思っていた以上に綺麗になった様子にとても喜ばれていました。
建物の玄関にある一番のシンボルツリーになりますので、少し時間をかけて剪定すると又、建物もいっそう引き立つようになります。
あいか様、ありがとうございました。
片桐園芸では地域密着によるきめ細やかで心のこもったサービスと充実したメンテナンスを行うため、お客様へのサービスを考えて、 配達エリアを限定させていただいております。
【岐阜県】