マキの木の剪定をしていると、実が付いているものと、そうでない物があるのに気がつきます。
他ではあまり見た覚えがないので、ここのお庭では実のなるタイプが多いようです。
柿もすごく生っていましたので、今年だけかもしれません。
又、これも調べてみたい事ですね。
さて、マキの木の剪定の仕方を教えている時に、これも又ふと気が付く事があります。
どんな目的で剪定をするのか、ハッキリさせているかどうか!という事です。
剪定の仕方を教えて、その通りにやってもらうのですが、
仕上がりを見ると、ハサミを使ったにも関わらずバリカンで刈り込んだような短い葉ばかりになっています。
一生懸命にやっていると、夢中になってこのような具合になってしまいがちです。
それに対して、芽を切り取るように斜めにハサミを使って剪定をしていると、
葉先が多く残ることになります。
最初の剪定が間違いというわけではありませんが、近くで見たときは綺麗に見えても、
離れてみると、このように、木のバランスとして葉の厚みが薄い印象になってしまいます。
それに対して、葉先を残すようにして剪定をした場合、
近くで見ると遣り残しが多いようにも見えてしまいますが、
離れてみると、葉の厚みがしっかりと有り、ボリューム感豊かな木に見えます。
剪定をする時には、目的をハッキリとさせる。
伸びすぎて低く抑えるのか?
逆に伸ばしてボリューム感を持たせるのか?
そして、その先に本当に大切な事があります。
又、その目的はお客様の希望に合っているのかどうか?
植木のサービス業として本当に喜ばれる仕事ができるかどうかは、この部分にかかってきます。
技術はある程度時間が経てば教える事もできますが、この部分は本人の意思・資質に大きく影響されます。
この部分はなかなか教える事ができない分野です。
自分もこうやって教えながら、逆に教えられるような気持ちで仕事をしています。
片桐園芸では地域密着によるきめ細やかで心のこもったサービスと充実したメンテナンスを行うため、お客様へのサービスを考えて、 配達エリアを限定させていただいております。
【岐阜県】