前に強い日光にあたって葉焼けをしているアオキについて書きましたが、
酷暑の夏が終わるとよく枯れが目に付くものに、
「サツキ」があります。
何故よく枯れてしまうのでしょうか?
少しサツキについて勉強した人ならよく分かると思いますが、
たいていの人は、雨が降らなかったから?とか、水をやらなかったから?と思うでしょう。
すると、(暑い夏に水をやらなくちゃいけないなんて、面倒だな~)と思うかもしれません。
サツキが水切れに弱いのは、確かです。
ただし、その理由をきちんと把握しておかないと、
ただ、ただ、面倒な水やりを、暑い日中にイヤイヤやるはめになります。
それはとてももったいない状態だ、と思います。
サツキの育て方をよく知るためには、根の形態を知ることが大切です。
目に見えない土の中に、答えのヒントが隠れているのです。
どんな形に伸びているのか、どのぐらいの深さなのか、
木によって実は大きく形をかえているのです。
サツキは、根が浅い部分にしか伸びないといわれます。
深さ30cmぐらいまでで、伸びなくなってしまうのです。
これは、何で?と言われると話しが長くなるので、とりあえずそういう物だと覚えてください。
土の中の30cmぐらいまでしか、使えないわけです。
逆にいえば、いくらたくさん水をかけても、その下に流れていった水は使えないのです。
財布に例えると、小さい財布の為、他にいくら持っていても、手持ちはその財布の分しか使えない、
といえば、何となくわかってもらえますか。
自由になる範囲がとても狭いのです。
そういう理由が見えてくると、どのような対策をしたら一番効果が高いか!
何となく浮かんできませんか
土の中の水分が30cmという浅い部分しか使えないということは、
その土を、できるだけ乾かさないような工夫がとても重要です。
バーク堆肥などを表面に敷いて、マルチングする事も大変効果があります。
サツキ自体も、葉が茂ったもので、下の土が見えないようにする事も大切です。
根は呼吸もしたいので、地面の上の方にもありますが、
あまり太陽光線が強く地面に当たると、根が弱ってしまう原因にもなります。
根の浅いサツキにとって、これは致命傷にもなってしまいます。
マルチングをしっかりとして、土を乾きにくい状態にすること。
これをしてから、水かけを適度にすることで、花壇のにぎやかさが格段に変わります。
活き活きと茂った元気な植物を見ることて、不思議と心が元気になります。
同じ命なんだな~と、感じる時です。
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