貝塚という庭木は昔からよく使われています。
丈夫で虫も付きにくい、
目隠しになる、
値段も手ごろ。
貝塚は針葉樹で、細かい針のような形の葉が集まってできています。
通常の葉っぱと違って、中までぎっしり詰まっています。
ある工場で、他の業者さんが剪定した貝塚の垣根。
年数がだいぶたっているようで、かなり大きくなっています。
針葉樹タイプは、綺麗に刈り込もうとすると、かなり技術がいります。
並んだ木を同じ形にそろえるのが難しいのです。
密度が高いので、ヘッジトリマー等の機械を使っても使い方のコツがいります。
この端の3本だけ、フェンス部分まで残っていて、
社長さんがどうも気になるので見てくれないかとのお話。
ずらっと並んだ部分で、確かに端だけ下まで伸びているのは何で??という気がします。
確かにフェンスがあって機械が使いにくいのは間違いない。
剪定ハサミで切るしかありません。
緑色は本来濃くて、やわらかい緑なのですが、
貝塚は剪定をしすぎると、薄い青色の尖った針のような葉が出てくることがあります。
これは、触るとちょっと痛いぐらいです。
古い垣根によくありがちで、
剪定にコツはいるし、作業は思ったより手間がかかるし、
あまり大きくしてしまうと、貝塚は手間のかかる木になってしまいます。
早いうちから枝先を軽く剪定して、
芽を細かく出させておくと、太い枝になりにくく、
その後の剪定作業も楽になり、形も整えやすくなります。
上部を全て揃えるのは作業も大変だし、時間もかかってしまいます。
綺麗に見せるコツは、どこかの部分を揃えること。
この場合、下の刈り込みの高さを揃えると綺麗に見えると思います。
どうやったら綺麗に見えるか、そして作業も楽に早くできるか?
グリーンを維持するメリットを最大化して、コストは最低限にする方法。
いつもそんな事が気になります。
上手く管理すれば、貝塚は虫の害も少なく、成長もそれほど早くなく、とっても無難な緑化樹種といえます。
あまり綺麗に刈り込み過ぎずに、柔らかな凹凸を残しながら剪定する方法がお勧めです。
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