こんにちは、片桐です。
夏の間にすくすく成長して、玉ツゲもだいぶ樹形が崩れてきました。
気温も下がってきたこの時期に、刈り込んで形を綺麗に整えたいと思います。
刈り込みというと、バリカンを使う事が多いのですが、
基本を抑えておかないと、並んだ玉つげの形がバラバラ・・・にもなりかねません。
最初のうちは、刈り込みハサミを使い、ゆっくり仕上げる事をお薦めします。
そして、3段階のステップで、仕上げると上手くいきます。
■剪定前の玉ツゲ
ステップ1
まず、玉ツゲの一番天辺を決めます。
水平に葉を刈り込んでいき、葉が無くなる寸前でとめます。
天辺の位置が決まったら、そこから3度ほどの浅い傾斜をつけるように、外周に向かって刈り込んでいきます。
ステップ2
次に、45度の角度で、斜め部分の刈り込みをおこないます。
このときに、すぐに刈り込んで形を丸くしたくなる欲求を我慢するのがポイントです。
ここでも、葉が無くなる寸前の位置を探すように、少しずつ刈り込む量を増やしていきます。
■剪定後の玉ツゲ
ステップ3
斜めのラインを出した後は、次に横のラインを出していきます。
側面のラインは、垂直になります。
側面葉の伸びが少ないので、ここは整えるぐらいのつもりで軽く刈り込みます。
ステップ3まで完了したら、おおよそのラインができてきます。
この後、角がでている部分をバランスを見ながらバリカンなどで整えれば完成です。
■今年入社した近藤大悟くん
慣れない人が玉ツゲの剪定を行なうと、隣り合った玉ツゲの形が皆少しずつどこか違って、ちぐはぐに見えてしまうことが多々あります。
多少、大きさの大小があっても、基本的な形が似ていると、整えられた印象が心地よいものです。
全く同じ形に合わせようとするのではなく、基本的なラインを揃えるようにしてみてください。
ぐっと印象が良くなりますよ。
それでは。
グリーンライフのコンサルティング
片桐健矢
片桐園芸では地域密着によるきめ細やかで心のこもったサービスと充実したメンテナンスを行うため、お客様へのサービスを考えて、 配達エリアを限定させていただいております。
【岐阜県】