こんにちは、片桐です。
関市にある病院のお庭のメンテナンスを昨年に引き続きご依頼いただきました。
お花の手入れはアドバイザーの堀さんがされています。
樹木についてはやっぱりプロにお任せしたい、との事でお話が。
堀さん、ありがとうございます。
■4種類のコニファーと、ヤマボウシの花壇
西洋風のお庭に良く似合うコニファー(針葉樹)は、そのまま手入れしないと三角錐のような樹形で大きくなっていきます。
左から順番に、「ゴールドライダー」「エメラルド」「ブルーへブン」「スカイロケット」
(途中、ヤマボウシが入っています)
最初のうちは可愛いのですが、先端が背丈を越えてくると何とかしなくちゃ!と思うようになります。
西洋では、こういったコニファー(針葉樹)を、三角錐や四角形などの人工的な形に刈り込んで使う事が一般的。
さて、それでは、どのように刈り込んだらいいのか?というと、造園屋さんでも意外と自己流で行なっている場合も多いようです。
基本的には、針葉樹の手入れを思い出していただければ、仕上がりが綺麗になり、お庭の雰囲気がぐっと良くなります。
■手入れ前のコニファー「ブルーへブン」画像
ブルー系のコニファーとしてよく使われる「ブルーへブン」
ほとんどそっくりな樹種として、「ブルーエンジェル」「ムーングロウ」などがあります。
正直、並べてみても極端な違いが分かりません。
■手入れ前のブルーへブンのアップ画像
針葉樹の特徴として、そえぞれの枝から新芽が立ち上がるように伸びていきます。
まるで、側面全体が、全て少しずつ成長をしているようです。
と言う事は、・・・これを全部手入れしようとすると、結構面倒な気がしますね。
そう、確かに面倒なのです。
しかし、面倒なものだ!と割り切ってしまえば、綺麗に仕上げる覚悟ができます。
松の剪定と同じく、根気があればオッケーです。
答えは、そう、一つ一つの先端を、枝の部分で切っていくことです。
■剪定後のブルーへブンのアップ画像
そう、分かってしまえば簡単なことですが、実際に行なうのは意外と難しいものです。
よくある失敗は、側面に沿ってハサミで刈り込む事です。
一見綺麗に見えますが、何日か経つと切られた葉の部分が茶色く枯れこみます。
これが、見苦しくなってしまう原因。
正解は、できるだけハサミや、バリカンを立てて、少しづつすきとるように枝先をカットしていくことです。
写真で見えもらえばその違いが何となく分かっていただけるかと思います。
■剪定後のブルーへブン画像
仕上がりは、このように少しデコボコに見えるぐらいの感じでオッケーです。
刈り込んだ後も、自然に残った葉が綺麗なため自然な仕上がりとなります。
カリカリっとした感じに刈り込むのは×で、少し柔らかめの印象になるよう工夫してみてください。
お庭全体的な印象がぐっとよくなること間違いなしです。
綺麗になったお庭を見ると、多少の面倒や腕の疲れは吹っ飛んでしまいます。
一緒に頑張りましょう。
それでは。
グリーンライフ コンサルティング
片桐健矢
片桐園芸では地域密着によるきめ細やかで心のこもったサービスと充実したメンテナンスを行うため、お客様へのサービスを考えて、 配達エリアを限定させていただいております。
【岐阜県】