皆さん こんにちは、片桐です。
昼から雨が降るかも?という予報で、以外に蒸し暑い日になりました。
さて、以前植え込みをしたクスノキのプランター。2本並べておいてあるのに、片方だけ生育がよくありません。
■2本並べた、クスノキのプランター
もう2、3年近く経ったでしょうか。以前は葉が茂っていましたが、徐々に根詰まりを起こしているようです。
それにしても、右と左で葉の色が極端に違いますね。
■生育不良気味の左側のクスノキ
葉色が黄色くなり、葉の数も右と比べると少なくなっています。
■生育が順調な右側のクスノキ
こちらは、葉の色も濃く、適度な茂り具合で調子は良いようです。
さて、右と左のクスノキは何故成長具合が違うのでしょうか?
原因は上ではなく、下の部分。
根の状態にあります。
■生育不良のクスノキのプランター
思ったような生育をしていないクスノキ。プランターの状態を確認すると、周りを壁にかこまれているのが分かります。
又、エアコンの室外機があり、夏場はかなり高温になっていました。
主に植物の根は、外へ外へと伸びていきます。
一般的に鉢の周囲を覆うように、根がビッシリとはっています。
根鉢と呼ばれるゆえんですね。
この鉢にくっついた根が、外気の高温に接するとどうなるでしょうか?
本来は、土の中にあるはずの根は、弱ってしまいます。
これが原因です。
■生育の良いクスノキのプランターの様子
生育が順調なクスノキを見てみると、壁は一部にあるのみで、空気が流れるようになっています。
又、エアコンの室外機もありません。
それ以外に、太陽の当たり具合もほぼ同じ。
水やりもほぼ同じ。
鉢の大きさもほぼ同じ。
それなのに、生育はこのように差がでるものなのです。
解決方法は、まずは鉢の周囲を何かで覆うこと。
根を高温にさらさないようにする事が一番良い方法です。
本来の生育環境を考慮に入れて、それに近づく改善をすることが、植物を元気に育てるコツ。
園芸に関わってもうすぐ17年近くなりますが、やればやるほど面白くなってきますね。
それでは。
片桐園芸では地域密着によるきめ細やかで心のこもったサービスと充実したメンテナンスを行うため、お客様へのサービスを考えて、 配達エリアを限定させていただいております。
【岐阜県】