こんにちは、片桐です。
5月初旬のある日、お客様のお庭を見て回っていると、立派に咲いている花が目につきました。
自分で植えておいてなんですが・・・これって何だったっけ?
■黄色い花が満開の「エニシダ」
マメ科のエニシダ属。地中海地方原産の落葉低木です。
昨年の春植え込んだ株が、冬越しをして一回り大きくなって咲いてくれたのです。
鉢花もこうして庭に植え込むと、なかなか見ごたえがありますね。
■エニシダのアップ
黄色い花が可愛らしいですね。
ホウキ状に広がる枝先に、花芽をつけています。
マメ科なので、植え込んでおくと土の中に窒素成分を作ってくれます。
天然の肥料作成植物といった感じでしょうか。
■岡本邸のエニシダ
そういえば、お客様(=お友達?)の岡本さんの庭を見に行った時、
異様に迫力のある花が咲いていました。
(これって・・・何ですか?)
「あぁ、これ変わってるでしょ。これ、エニシダよ!」
(え~、これもエニシダ?)
■「ホオベニエニシダ」のアップ
いろいろ調べ見ると、こちらが本来のエニシダ。
鉢花として流通しているエニシダは、「姫エニシダ」という品種がほとんどだそうです。
確かに、先に見た黄色いエニシダはコンパクトな樹形でした。
本来のエニシダは、高さ2~4mになり、こぼれ種からよく発芽をする。
乾燥に強く、繁殖力が旺盛で、葉や枝には毒成分があるので、動物にも食べられない。
よって、野原に植え込むと既存の植物を覆いつくしてしまう危険性があるので、
むやみにあちこちに植え込まないように・・・とのこと。
よって、自分のお庭に植え込むぐらいにしておきましょう。
日本の通常の花壇などには、コンパクトな「姫エニシダ」の方がお勧めかも。
「ホオベニエニシダ」は、花材として使うのにむいていますね。
庭に植えるとインパクトありすぎかも(笑)
岡本さんのお庭に行くと、いろんな品種が見られて勉強になります。
ありがとうございました。
片桐園芸では地域密着によるきめ細やかで心のこもったサービスと充実したメンテナンスを行うため、お客様へのサービスを考えて、 配達エリアを限定させていただいております。
【岐阜県】