こんにちは、片桐です。
先日、岐阜市のお客様のところで、「バイカウツギ」を植え込みました。
もともと道路と同じ高さの土地だったところに、
砕石で盛り土をして、地盤を作られました。
穴を掘ろうと思うと、石がでてきて結構てこずります。
水はけはよいのだけれと、このままでは土が少ない状態です。
こんな場合は、盛り土状にして、土を多めにつかって植え付けします。
■バイカウツギを鉢から出したところ
いったん、鉢植えしてあったので、高さが30cmほどあります。
こういう場合は、少し根をくずして、少し広げるような感じにして植え付けします。
■植え込み前
地面を15~20cmほど根より大きめに掘ります。
一箇所を掘るというより、周りを耕す・・・という感じで掘り起こします。
掘り起こした後は、植え込み用の土を周りにまいて、既存の土と混ぜます。
バーク堆肥なども一緒に混ぜると土づくりになりますね。
■バイカウツギ 植え込み後の様子
根の周りを植え込み用の土でかぶせながら、
既存の土と混ぜ込んだ物を上からさらにかぶせて山のようにします。
真横から見ると、
お皿の上にのった中華料理のチャーハン状態になります。
こうする理由は、
硬い地面を掘って植栽を植え込むと、
まるでプランター状態となって、雨がふると水が溜まりすぎること。
もう一つは、盛り土にすることで、根が空気を吸う面積を増やせること。
問題点は、土を多く使う事と、
風が吹くと傾きやすいので、支柱が必用な種類にはキチンと支柱をする事です。
小さな面積のお庭なら、盛り上げる事で立体感がでることもあります。
10年以上仕事をしていて、毎回お庭作りのときにお客様に話す事です。
盛り土をするのが良いと言う事と、その意味を一緒に覚えてもらうと、
植物の特性を理解しやすくなります。
きっと何度もお話すると思いますが、是非、覚えておいてください。
それでは、又です。
片桐園芸では地域密着によるきめ細やかで心のこもったサービスと充実したメンテナンスを行うため、お客様へのサービスを考えて、 配達エリアを限定させていただいております。
【岐阜県】