こんにちは、片桐です。
2月の雨・・・まだまだ肌寒い季節ですね。
とはいえ、部屋の中は暖かい事もあり、これからだんだんと植木の水やりが重要になってきます。
植物のメンテナンスにお邪魔すると、・・・。
葉色も黄色く変色し、
上の方にある葉が、ダランと萎れています。
これは、完全に水不足の状態です。
慌てて早速水をかけてみます。
ここで、よく見ると、土が水をはじいています。
左側から貯まっていく水が、右の方に流れていくのですが、
すっと土に染みこまずに、はじかれている様子が分かると思います。
土が乾きすぎると、水とすぐになじめない、という現象が起こります。
この時、土の中の状態を想像してみて欲しいのです。
鉢全体の土が完全に乾いてしまっている場合、
上からかけた水は、土の内部を通る時に土にはじかれて勢いよく下から抜けていく・・・、
水をちゃんとあげたつもりが、実は、植物の” 根 ”にはあまり届いていない、
という現象がおきているのです。
水を植物にかける行為自体はとても簡単な事なのですが、
植物の様子をみて、それに最適な水やりをするには、やはり知識と経験が大切です。
上のように、植物の様子が変わってしまう程水が不足している場合には、
●上から” 2回 ”、1~1.5リットルほどかけて、下に流れでるのを確認する
●10号鉢(高さ32cmほど)の容器であれば、4~5cmほどの高さまで水を貯めて、強制的に吸わせる
すると、1日ほど立つとまた元気な姿に戻るはずです。
一度水をかけて、土と水をなじませてから、
再度水をゆっくりとかけていく、
・・・プロは大事だと思う事には手間を惜しみません。
もしも水やりを忘れてしまった、という時があれば、是非試してください。
それでは。
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