夏で植物が伸びたりしたため、秋は新しくレンタル用の植物を購入します。
小さい鉢のものは、この時期かなり購入します。
新しく買ったばかりの植物の中には、生産者の都合にあわせてある場合が多く、
購入したばかりの植物こそ、植え替えが必要という矛盾があります。
買ったばかりなのに、植え替えしなくてはいけない・・・。
しかし、現在のように植物が安く購入できるようになったのも、生産者のそういった努力の賜物なのですから、痛し痒しといった所。
決して生産者が手を抜いている分けではない事は知っておいてください。
ドラセナ・ワーネッキの明るい葉色が綺麗な”レモンライム”
買ったばかりのこの植物も、よく見ると・・・、
鉢から抜くと、黒いポットがでてきます。
こんなに小さな土で育てられているというのもビックリです。
このままでは、小さな土台に大きな葉というアンバランスな状態となります。
細やかな手入れが無いと、水切れを起こしたり、又水のかけすぎで根腐れ状態になりやすくなっています。
この場合は、既存の鉢をそのまま使って、一回り土を足してやるだけでアンバランス状態が随分改善されます。
趣味の園芸よろしく、まずは鉢底に軽いしをいれ、水はけの良い状態を作ります。
背丈の低い小鉢(高さ30cmぐらいまで)は、割と性質が強い物が多いので、土だけでも良いのですが、
せっかく植え替えするのですから、一手間かけるのを惜しむのはもったいない。
軽いしの上には土を何センチかひきます。
これは、鉢の高さによって変わるので、仕上がりの水用のスペースを残して土を入れます。
寄せ植えの講習会をすると、「黒ポットを取るのですか?」とよく聞かれますが、
根が多くの水分と空気に触れるためには必ず取ってください。
見てもらえれば分かりますが、根は下部のほうに集中しています。
ここが一杯になると、土を求めて今度は上に上がってきます。
まだ、根詰まりしているわけではありませんが、下部に集中している根をもっと自由に伸ばしてあげる為に、一回り土を入れてあげたいのです。
水やりようの空間を2,3センチ残した状態で仕上がりとします。
心なしか、安定感が増した気がしますね。
というわけで、活躍中のドラセナ・ワーネッキ”レモンライム”と、
ペアで納品したマコヤナ君です。
こうして固い雰囲気の事務所でも、明るい葉色のものが置いてあると、なぜかホッとしますね。
小さな鉢は固めておく事で、思った以上のボリューム感がでました。
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【岐阜県】